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大学概要

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学長メッセージ

Message from the President

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平成28年度 入学式 告辞

 学部のみなさん、修士課程のみなさん、そして教職大学院のみなさん、ご入学おめでとうございます。心から歓迎します。

 宮城教育大学は、教師を養成するための国立大学です。国立大学の中では、決して大規模な大学ではありませんが、東北地方における唯一の単科の教育大学として、教員養成に特化した重要な役割を持っており、国からは広域拠点大学としての使命を与えられております。 本学は、たいへん広い分野の優れた教授陣を揃えており、しかも、教授と学生の距離が極めて近いということも大きな特徴です。

 さて、みなさんは、本日、選ばれてこの席におられます。
 優れた教育者、教師になろうと高い志を持って入学されたと思いますが、そのような仲間に囲まれて、時には自信を無くすこともあるかも知れません。勉学のみならず、子どもたちを直接指導する教育実習など、不安に思うこともあるかも知れません。
 そのような時には、知り合った仲間と、指導を受けた先生と気軽に相談してみてください。選ばれて入学したという自信を失わないでください。

 受験が終わってほっとしている時期かも知れませんが、今が大切です。焦る必要はありませんが、明日からと言わず、今日から大学生活を無為に過ごすこと無く、自分からアクティブに考え、アクティブに行動してください。大学は、これまでと違って、教えられるのを待つ場所ではなく、自ら求めて学ぶ場です。自ら学び続ける場です。

 現代は、グローバル化の急速な進展、AI人工知能の発達やビッグデータの活用などICTの発展による社会変革の時代にあります。 そして、これからの子どもたちの進もうとする道、職業も、みなさんが育ってきた時代と大きく変わるのではないかと言われています。教育の世界も、パラダイム・シフトが起きようとしています。

 これからの教師に求められる資質能力は、思考力・判断力・表現力等を育成するような“学びのデザイン力”、そして、社会の変化に伴う新たな課題に柔軟に対応できる広い視野や応用力であると言われています。

 “教える”という時代から、子どもそれぞれが“自ら学ぶ”ように導く時代、つまりアクティブ・ラーニングへの転換が図られようとしています。

 そこで、在学中に教師として、教育者として、みなさんに身につけて欲しい力、能力があります。
 一つ目は、広い視野と高度な専門性を備えた専門家としての“実践的な指導力”です。高度な専門的知識とともに、子ども達に新たな学びを展開できる力を養ってください。

 二つ目は、強い使命感と責任感を備えた“豊かな人間力”です。教師としての使命感と責任感を持ち、人間的魅力に溢れた教師になってください。

 三つ目は、「創造力と感性」を磨いて欲しいということです。創造力や感性は、さまざまな実体験、経験によって培われるものであろうと思います。宮城教育大学では、カリキュラムの中でも、あるいはカリキュラム外でも、さまざまな体験の機会がありますので、積極的に参加してください。

 大学院に進まれたみなさんは、教師としての姿勢をしっかり構築する期間でもあります。授業力、クラスの経営力などの基本をしっかり身につけ、イノベイティブ・ティチャー、すなわち「主体的に考え、生涯学び続ける教師」として、自分自身の学びのネットワークを構築してください。

 被災地では、心に傷を持つ子どもたちがまだ大勢おり、みなさんの支援を待っています。是非、ボランティア活動にもチャレンジしてみてください。その経験はきっとみなさんの宝となるはずです。

 教師は、次の世代を支える人材を育てる存在であり、“次の時代を創る”という素晴らしい仕事です。
 医師が人の命を支えるように、教師はこどもの人生を支える存在です。子どもの未来は、みなさんの肩にかかっています。
 どうか自信を持って進んでください。

 みなさんの実り多き前途を祝して、告辞といたします。
   
   平成28年4月6日

国立大学法人 宮城教育大学長  見上 一幸





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